一般社団法人 日本茅葺き文化協会理事としての仕事(各写真はクリックで拡大表示されます)

◎2010年10月30日(土)午後2時〜5時
第一回茅刈り体験ワークショップ 富山県南砺市相倉(重要伝統的建造物群保存地区)「
高桑家」
開催趣旨 米山淳一(当会理事)
講 演1.「相倉の茅場の変遷」
講 演2.「草の多目的利用とその支援活動」
       NPO法人九州バイオマスフォーラム 中坊 真氏
討 論
◎茅狩り体験 10月31日(日)
 地元の住民のみなさんのご指導と当会理事長 安藤邦弘(つくば大学教授)の解説で五箇山の茅場で屋根ふき材の茅を狩る作業をボランティアで行った。

*文化庁文化の森助成事業

会場の高桑家
 

土間で全国の茅葺民家集落の写真展を開催
 

講座では茅場の変遷は注目であった
 

講演する中坊氏
 

宿泊先の民宿で。集落の保存にご尽力されている
ご当主の池端氏と中坊氏、上野事務局長、米山

◎2010年6月26日(土)〜27日(月)
 日本茅葺き文化協会設立記念 第1回 茅葺きフォーラム 茅葺きの暮らしと生業(南砺市五箇山)
 財団法人日本ナショナルトラスト(以下JNT)時代に事業の横糸を目的に6種のネットワークを立ち上げた。そのひとつが「全国茅葺文化ネットワーク協議会」であった。安藤邦廣先生(筑波大学教授)をはじめ茅葺屋根師、茅葺集落のある市町村、全国の茅葺を愛するみなさんと力を合わせて活動を続けてきた。JNTの体制の変化によって、今年2月に一般社団法人として一本立ちしたのである。
 安藤先生が理事長、米山淳一は理事として参画することになった。また、これまでの幹事は理事等に就任等している。平成22年度の総会、講演会、シンポジュームは実質、新しい組織となって初仕事である。場所は世界文化遺産に登録されている五箇山。全国から約200名の参加者があり2日間にわたり盛り上がった。
 総会ではこれまでの会長、白川村村長 谷口 尚氏から理事長安藤邦廣代表理事にバトンが渡された。みんなで将来にわたる茅葺文化の継承を推進することを合意した。
 講演では宮崎県の高千穂町での地域ぐるみの過疎地の活性化プロジェクトが紹介が紹介された。
 シンポジュームの1では囲炉裏の復活や生活文化として大切にするなどが話合われた。また、2では茅葺が産業として成長できるのか?を米山淳一が座長を担当し話し合われた。茅の流通、茅葺師の個人企業から茅葺会社の設立、新築の可能性や特区の設置、南アフリカでステイタスとなっている茅葺の豪邸の建設他、様々な事例が話され、これをもとに会場と楽しく意見交換がおこなわれた。
 夜は恒例の懇親会。地酒が振る舞われるなど、地産地消を意識した食材が好評であった。
 翌27日は岩瀬家(重文)の屋根工事や相倉、菅沼の美しい集落を見学した。
 来年は南九州市知覧町で開催予定。

一人で茅葺民家を復元した村上和子さん。
囲炉裏は家族に絆の場とその大切さを語る

谷口白川村村長と安藤代表理事
 

シンポジュームの様子
 

米山の座長シーン
 

交流会の盛り上がり風景
 

相倉集落の美しい合掌造り民家

豪壮な岩瀬家住宅(重文)の見学会

岩瀬家住宅は屋根工事の真っ最中

集落を楽しむ参加者たち

まるで絵に描いたような菅沼集落