トピックス(2009年分)(各写真はクリックで別ウインドウに拡大表示されます)

・「みんなの宝 横浜の歴史的資産」ヨコハマヘリテイジ設立記念シンポジュウム
日 時 12月11日(金)18時30分〜21時
場 所 横浜市開港記念会館 講堂
基調講演 「まちを楽しむ」宮村 忠(一般社団法人横浜歴史資産調査会会長・関東学院大学教授)
シンポジュウムー地域の宝物を守り、楽しみ、つなぐ活動の紹介ー
パネラー
 馬車道商店街協同組合、Bank ART 1929、横濱まちづくり倶楽部、横浜市緑の協会やまて事業所、NPO法人よこはま里山研究所 NORA、長屋門講演歴史体験ゾーン運営委員会
 はまぎん産業文化財団、浦賀とドックを愛する会、庭園文化調査団、他(順不同)
コーディネーター
 米山淳一(一般社団法人横浜歴史資産調査会常務理事・事務局長)
コメンテイター
 水沼淑子(同理事・関東学院大学教授)
参加費(資料代)
 一般 800円 会員 600円(当日入会可)
主 催 一般社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマ ヘリテイジ)
共 催 横浜市都市デザイン室
申込み 238-0023
    横浜市中区山下町25−2インペリアルビル205
    一般社団法人 横浜歴史資産調査会 事務局
    TEL/FAX 045-651-1730
    E-mail:info@yokohama-heritage.jp

 「歴史を活かしたまちづくり」をテーマに横浜市では歴史的資産を大切にしてきました。横浜市都市デザイン室の委員会組織であった横浜歴史的資産調査会では、市内の歴史的建造物、近代化遺産等の調査・保存・活用プロジェクトを平成元年いらい推進してきました。約20年を経た今年、開港150周年を記念して同委員会を一般社団法人し、「横浜歴史資産調査会・ヨコハマヘリテイジ」といたしました。
 将来にわたり横浜の歴史・自然資産(遺産)を核としたまちづくりを市民、行政、専門家、そして横浜ヘリテイジが力を合わせて推進いたします。事業の範囲は横浜ならず全国です。地域遺産を活かしたまちづくりを進める市民、団体、行政等と連携を深めてゆきます。
 今回のシンポジュウムは船出記念です。ぜひご参加ください。

汽車道
 

馬車道と県立博物館
(重要文化財)

移設した旧横浜銀行
(認定歴史的建造物)

ベーリックホール
(重要文化財)

長屋門公園・旧安西家住宅
(認定歴史的建造物)
 当日は荒天にもかかわらず約100名の皆様が参加され大いに盛り上がりました。宮村忠先生からは東京の内陸河川、運河を防災や観光資源として自ら取り組むお話をいただきました。シンポジュウムでは、市内や近隣など地域遺産の保存活用を行う団体から実践的活動のお話がありました。さまざまなお話は興味深く会場からの質問も交え、有意義な場となりました。
 ヨコハマヘリテイジでは今後もみなさんと力を合わせて歴史を活かしたまちづくりを進めてまいります。
以上5枚 写真提供:ヨコハマヘリテイジ

11. 国際会議等海外関係団体の会議への出席を更新しました

・講演 シンポジュウム 第3音更川橋梁保全及び活用フォーラム「地域遺産をまちづくりにどうい生かすか?を考える」
日 時 11月14日(土) 午後2時〜5時
場 所 上士幌町生涯学習センター 2階
主 催 NPO法人ひがし大雪アーチ橋友の会
後 援 上士幌町、(社)土木学会、(社)北海道観光振興機構、(社)日本観光協会北海道支部、北海道産業考古学会、ほか多数

基調講演
「地域遺産はこう活かせ」米山淳一(地域遺産プロデューサー)
第3音更川橋梁保全および活用事業についての経過報告 NPO法人ひがし大雪アーチ橋友の会
行政として本事業への取り組み 上士幌町役場 企画財政課
各地の実践報告
 ・NPO法人 北海道鉄道文化保存会
 ・NPO法人 語り継ぐ青函連絡船の会
 ・三菱大夕張鉄道保存会
 ・(有)陸別鉄道銀河の森
 ・釧路臨港鉄道友の会
 ・NPO法人 狩勝線を楽しむ会
 ・NPO法人 トロッコ王国美深
まとめ  NPO法人 北海道遺産協議会会長 辻井 達一

交流会 上士幌町生涯学習センター3階大ホール 午後5時〜7時
会 費 フォーラム 無料
    交流会 一人 1,000円
交流会では鉄道グッズオークションがあります。

見学会 午前8時30分〜1時頃までアーチ橋の見学会を開催。上士幌町役場 駐車場に集合

 「地域遺産」のひとつ近代化遺産や鉄道遺産をまちづくりにどう活かすかを全国、世界各国の事例をまじえてお話いたしました。また、北海道各地で近代化遺産や鉄道遺産の保存・活用を推進する団体の皆様からも実践的なお話を通じ勇気を与えくださいました。
 上士幌町の宝、コンクリートアーチ橋。市民と行政が力を合わせて保全に取り組む募金による新たなプロジェクトは多くの支援者の後押しで船出いたしました。
 シンポジュウム終了後は、第3音更川橋梁修復資金の獲得ためのオークションが行われました。参加者の皆様から持ち寄られた素晴らしい鉄道関連グッズが次々に紹介され高値で落札されました。
 今後、全国展開の募金活動が展開されます。ぜひ、ご支援ください。お問い合わせ上士幌町役場総合企画課、NPO法人ひがし大雪アーチ橋友の会まで。

挨拶するNPO法人の会長那須さん

事業の概要を話す同事務局長の角田さん

新雪の第3音更川アーチ橋

講演する米山

オークションで盛り上がる

・講演会「鉄道遺産を活かしたまちづくりと観光」
日 時 11月9日(月) 午後7時〜8時30分
場 所 平成の芝居小屋「船津座」ホール(飛騨市神岡町)
主 催 神岡町商工会議所
参 加 無料
 神岡町(現・飛騨市)の市民活動で旧神岡鉄道の線路敷きの再生を町づくりの一環として推進している。地域活性化の核を目指し「鉄路ルネッサンス」と銘打った活動は年々、活発化している。飛騨市は古川町、神岡町など4町が合併。かつてナショナルトラスト時代に古川町では歴史をいかしたまちづくりの調査、講演、シンポジュウムやヘリテイジセンター「飛騨の匠文化館」の建設計画を担当。今回、当時のスタッフからのオファーもあり新たに鉄道遺産にかかわることになった。縁と信じている。

「鉄路ルネッサンス」と銘打って旧神岡鉄道の再生をめざす市民活動団体と神岡商工会の要請で講演をおこなった。
 すでに特定目的鉄道として再生する実践的計画が立案されているものの進展はない。それは、路線・施設・車両を所有する飛騨市が鉄道の必要性を認めていないからである。現在、レールマウンテンバイクで一部の鉄路を使用して鉄道の魅力を体感するだけの事業にとどまっている。神岡町の市民は鉄道を地域再生の核として大切にしていきたいと願っているのである。
 廃線後の今日も線路の状態は比較的良く保たれていた。地域の貴重な動脈としてばかりか風光明媚な渓谷沿いを走るので、観光路線として地域の活性化に十分寄与できると確信した。合わせて、沿線の自然・歴史・文化遺産等の地域遺産の活用も目指し、市民、行政、専門家みんなで力を合わせて再生させることをご提案させていただきました。

紅葉の渓谷に架かるトラス橋
今にも列車が飛び出てきそうだ
 

神岡鉱山前駅構内。気動車、レール
マウンテンバイクなどの運転が十分可能だ。
ダイナミックなWクロッシングも健在

神岡鉱山前駅ホームからは現役の
精錬所の様子が見学できる。
まさに産業観光。

レールマウンテンバイクは優れもの
鉄路の魅力を体感できる。
会長の徳永さんと山口さん

レールマウンテンバイクに
乗って撮影した鉄路
 

・シンポジウム「地域文化をまもり、地域で生きる Part-II」
日 時 10月11日(日) 13時30分〜15時
場 所 重要文化財「甘草屋敷」(JR中央線 塩山駅3分)
主 催 NPO法人 街・建築・文化再生集団 (RAC)
コーディネーター
    後藤 治(工学院大学教授)
パネラー
    林 良彦(文化庁主任文化財調査官)
    藤川昌樹(つくば大学大学院教授)
    米山淳一(地域遺産プロデューサー)ほか
 * 研究集会は10日から
 10月10・11日はナショナルトラストでの最後の調査事業となった塩山市(現・甲州市)の突上げ形民家が残る上条集落を訪ねました。桃源郷を思わせる美しい農村は、4年前と変わらない。
地元の皆さんや甲州市が力を合わせて民家の修復にとりくんでいました。1軒が茅葺き屋根に復元し内部はモデル住宅的に手をいれる工事がすすんでいました。特に木喰の作である観音様が鎮座する村のお堂の屋根・内部が復元され、活用されている姿に感動しました。
翌日の午後に行われたシンポジュウムに登壇。上条集落の保存・活用の課題などをお話した。周辺の大日影トンネルや芦川村の茅葺き集落などとの連携。さらに重要伝統的建造物群の選定などの方向が示され盛り上がった。楽しく、悩まず前向きに地域を大切に住み続けることと総括の宮沢智士先生が締めくくった。

上条集落・絶景
右端に復元された御堂がみえる

茅葺屋根に復元作業中
熟練の屋根葺師が活躍

 木喰作の観音様は見事だ 
 

中央本線の旧大日影トンネル
甲州市が再生して今や観光資源

会場の甘草屋敷(旧高野家住宅・重要文化財)
での記念撮影

・講演「鉄道遺産を活かしたまちづくりと観光」
日 時 10月6日(火) 10時50分〜12時20分
場 所 四日市大学
主 催 四日市大学・三岐鉄道
入場無料
 久しぶりの三重県は四日市。かつてJNT時代に伊勢河崎の町並み、三雲宿の町並みの調査で訪れたことがありました。今回は北勢地域の活性化を目指し、三岐鉄道と四日市大学が共同で公開講座を開設しました。全国各地で鉄道を核に地域振興をはかっている方々を招き連続講座を行っています。
 私は「鉄道遺産を活かしたまちづくりと観光」と題して講演いたしました。鉄道遺産が近代化遺産として登録有形文化財になるみちのり、保存からまちづくりに活用されてゆく各地の事例等を紹介。結果として観光資源となり地域の活性化に寄与している姿も紹介。鉄道に深い愛着のある皆様だけではなく広く文化財として愛されている姿を披露しました。身近な文化財としてし親しめる存在であることを大いにアピールさせていただきました。
講演終了後、現役最古の昇開橋(重要文化財)を見学しました。昭和6年(1931)に建造された橋梁は1日に5〜6往復のセメント材料や骨材を運搬する貨物列車が四日市港に向けて通過します。6日はあいにく全面運休で、DD51の牽引する貨物列車の雄姿に巡り合うことはできませんでした。
 しかし、豪快な姿に感動しました。
 

 

 

  現役最古の昇開橋「末広橋梁」重要文化財(四日市港) 

・講演「青春の上越線・とき」から今
日 時 8月23日(日) 15時〜16時
場 所 相鉄ギャラリー奥「スタジオ」
主 催 相模鉄道・日本鉄道写真作家協会
 知人で鉄道カメラマンの小賀野 実さんのお陰で、講演の機会に恵まれました。
当日は、青春時代に通い続けた上越線の特急「とき」に魅せられたお話から日本ナショナルトラストでの活動、そして退職後の今日、地域遺産の保全に関わりに及びました。
特に近代化遺産としての鉄道遺産の保全状況や地域づくりの核として注目され始めている点を紹介いたしました。駆け足でしたが、皆様に楽しくお話ができました。
 

米山の写真集、特急「とき」と
「上越線」を紹介

講演する米山と、
小賀野さん、村上さん
 

・「大鉄道博」の企画コーディネートを担当
テーマ 「1号機関車〜新幹線」
場 所 高輪グランドプリンスホテル「飛天の間」
開催期間 8月1日(土)〜8月31日(月)
見どころ ブルートレイン オハネフ25形211号(本物)の展示・内部見学可(8mにカット)
     東海道本線特急物語、ブルートレイン物語、新幹線物語、ヘッドマーク、SLナンバープレート、HO模型
     歴史資料満載展示。OJゲージ、Oゲージ模型の大展示、竹島紀元(鉄道ジャナール社長)写真展
     プラレール50周年記念大ジオラマ、HOゲージ大ジオラマ新幹線・特急500両が走る、Oゲージ大ジオラマ・500系新幹線や京急快走
     リニアモターカー(磁気浮上型)乗車、鉄道文化の達人・7人衆の展示(スタンプ、絵葉書、ブリキのおもちゃ・絵本、時刻表、国鉄PR資料、絵画)等
     魅力満載。

 おかげ様で「大鉄道博」は8月31日をもって無事閉幕となりました。全国各地から1ヶ月間に19万6,414人の皆様においでいただき大盛況となりました。こころよりお礼申し上げます。今後も鉄道を生活文化の視点からとらえ、楽しいイベントを企画プロデュースしてまいります。
 また、長崎総合歴史博物館「大鉄道展」は約18,000人、京都伊勢丹美術館「えき」は約3万4,000人のご来場を賜りました。ありがとうございました。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。

8月1日のオープニングは
「ラグ・フェアー」が登場

鉄道大好きフジTV笠井アナと米山
模型等の解説Naをしていただきました

ブルートレイン(実物)
オハネフ25形211号の展示

内部
当時のままの寝台車内

会場入り口は昭和の駅前風景
 

1号機関車〜新幹線まで
鉄道の発達を実感

車両の近代化・軽量化の第一人者
星 晃氏(元国鉄副技師長)の業績を展示

東海道本線特急物語の展示
 

フル編成で青大将「つばめ」
「こだま」が並ぶ

「はと」「つばめ」ガールの活躍
 

竹島紀元氏(鉄道ジャーナル社長)写真展
 

OJゲージ模型展示
 

Oゲージサイズの世界の鉄道模型展示
 

Oゲージの展示運転は大人気
 

HOゲージ大ジオラマ
500両が走る

リニアにも乗れる
 

大鉄道博パンフレット
 

プラレール50周年記念大ジオラマ
 

鉄道文化の達人コーナー
鉄道ブリキのおもちゃと絵本展

鉄道文化の達人コーナー
旧国鉄PR資料展

・「町並みと集落は日本の宝」
東京新聞、中日新聞の7月26日の日曜版(サンデー版)「大図解シリーズ」に文化庁の重要伝統的建造物群保存地区の総括文をかきました。
東京新聞ホームページ(TOKYO web)の[企画特集一覧]〜[大図解]のページでバックナンバーを申し込むことができます。
 

・「大鉄道展」の企画コーディネートを担当
テーマ 「華の東海道本線」
場 所 京都伊勢丹7階・美術館「えき」
開催期間 7月17日(金)〜8月23日(日)
見どころ クロ151パーラーカー座席、スロ60(特ロ)の座席、特急つばめ、かもめのヘッド・テールマーク。高橋 弘 写真展
     関西OJクラブ作品展、HOゲージー新幹線模型勢ぞろい他魅力がいっぱい。

クロ151形パーラーカー・スロ60形
 新幹線の座席を一堂に展示

つばめ、はとガールの活躍
 

客車特急のヘッドマーク
テールマークの揃い踏み

HOゲージ ジオラマは人気
 

高橋 弘さんの写真展は圧巻
 

関西OJクラブの作品が勢ぞろい

モデル線から開業まで新幹線資料

東海道・山陽新幹線のHO模型

鉄道遺産を活かしたまちづくり

ブルートレイン物語

大鉄道展パンフレット

・善光寺西街道「稲荷山宿」の町並み講演会
日 時 6月28日(日)14時〜17時
場 所 稲荷山公民館(長野県千曲市)
交流会 1,000円
講 演 
後藤 治(工学院大学教授・元文化庁調査官)
    米山淳一(地域遺産プロデューサー・元財団法人日本ナショナルトラスト事務局長)
 晴天に恵まれ、稲荷山の町並みを参加者の皆様と午前中に歩きました。豪壮な蔵造りの町並み、土蔵がつづく裏道、稲荷山宿の魅力を堪能しました。
 午後は「歴史を活かしたまちづくり」と題し講演をおこないました。シンポジュウムでは、後藤先生、千曲市の下崎建設部長、町並みの会の泉会長、司会に仕掛人の高村さん。
 町並み保存地区をめざして頑張ろうとの結論に至った。出来ることから始めることに。実践が力。
 地元で手打ちそば店を経営する「つる忠」の女将(82歳)から今からでも遅くはないとのお言葉に参加者から大きな拍手。新たなスタートとなった。
 残念ながら不動産屋の手に渡ってしまった「料亭」の買い戻し保存にも意欲。交流会もおおいに盛り上がった。

蔵し館前に参加者が集合

泉さんの解説で町歩き

土蔵が続く裏道。町の蓄積の証

本陣が残る。冠木門も健在

売却された料亭。街道のランドマーク

集英社 週刊 鉄道 絶景の旅「訪ねてみたい日本の鉄道遺産」を連載
第2号(6月11日発売)は「千頭駅車両用転車台と歴史的車両群」さらに初の「全国鉄道遺産地図」を作成し付録として添付。国重要文化財・国登録有形文化財を中心に全国223件を紹介。(資料提供・文化庁)
「あなたに見せたい絶景がある」をキャチフレーズに5月28日に創刊された<鉄道絶景の旅・集英社刊>で、近代化遺産(日本の近代化に貢献した産業・交通・土木遺産)に含まれる全国各地の鉄道遺産を連載。
 1号では総論を担当、2号より執筆開始。40号まで鉄道遺産を地域の生活文化として大切にし、まちづくりの核や観光資源と位置づけ地域振興に活用している様子を楽しく紹介してまいります。
 今や鉄道遺産は「歴史的町並みと集落」や「農林水産業に関する文化的景観」に並ぶ愛すべき地域遺産なのです。

創刊号 表紙

大井川鐵道の歴史的車両(静岡県島田市)
SLや旧形客車、電車の動態保存の先駆者として名高い大井川鐵道
写真は日英の鉄道保存協会関係者が表敬訪問。
C10形、C11形が憩う新金谷機関庫

三菱大夕張鉄道(北海道夕張市)
地域の宝として市民グループがかつての車両を
駅のプラットホームとともに保存・公開
 

青函連絡船「八甲田丸」と可動橋(青森市)
市民の思いがいっぱい詰まった鉄道連絡船。
車両甲板の保存にはドラマがあった
 

若桜鉄道のC12形蒸気機関車(圧縮空気で動態)と
転車台・国登録有形文化財(鳥取県若桜町)

きっかけは第3セクター鉄道の復権。
いずれも地域を愛する市民活動で甦った

JR津山線、建部駅舎・国登録有形文化財(岡山市)
旧中国鉄道の駅舎の面影を色濃く残している民間委託駅。
「ふるさとの駅」の風情がたまらない魅力
 

JR土讃線、琴平駅(香川県琴平町)
 JR四国の前身、旧讃岐鉄道が開通して今年で120周年。 
ランドマークでもある美しい洋風の駅舎は3代目
 

「絶景の旅」第2号で大井川鉄道を特集。これに合わせてテレビ朝日の朝の情報番組「やじうまプラス」に米山淳一が絶景の旅の案内人として登場。
テレ朝のお天気お姉さん・歌原奈緒さんとの掛け合いで、大井川本線、トロッコ列車が走る井川線を訪ねた。2009年6月12日(金)放映。

千頭駅での記念撮影
左から歌原奈緒さん、菊谷まどかさん(集英社)、米山

井川線のトロッコ列車から
絶景を堪能する歌原さん

深山の風情あふれる終点の井川駅
 

NHK文化センター青山教室:現地講座「懐かしい町を訪ねる」講師
2009年4月25日(土) 第1回 水運と蔵の街(栃木)
2009年6月13日(土) 第2回 八郷の茅葺き集落(茨城)

大場家の土間で梁組を見る
 

大場家の前で記念撮影
 

昼食は茅葺のお蕎麦屋さん
「かまたや」でいただいた 

もちの木の生きぐね(生垣)
と茅葺きのお堂

筑波山を背景に広がる美しい
上青柳集落の集落景観
2009年7月18日(土) 第3回 港町ヨコハマの歴史的景観(1)(神奈川)

 
横浜らしいさをまちづくりに生かす視点から横浜独自のアーバンデザインを採用。都市の魅力を高めてきた横浜市の実践的活動を実感することが今回の講座の目的です。1回目は関内地区、2回目は山手地区を歩きました

日本丸が保存されている1号ドック
珍しいレンガ仕上げ

ドックヤードガーデンで2号ドックの
ダイナミックな保存・再生プロジェクトを学ぶ

旧横浜臨港線(現・汽車道)を歩く。明治39年
アメリカンブリッジカンパニー製橋梁

赤レンガ倉庫の活用を体感
 

馬車道の日本火災の再生事業を学ぶ
 
2009年8月8日(土) 第4回 港町ヨコハマの歴史的景観(2)(神奈川)
 
1回目に続き横浜市の歴史を生かしたまちづくりの成果を山手地区で実感しました。市民、行政が一体となって山手の景観を守りぬいた物語が参加者に感銘を与えました。
 ランチは中華街でおいしいバイキングで盛り上がりました。
 次回は姨捨の棚田と善光寺西街道の稲荷山宿を訪ねます。一般の方もぜひどうぞ。

外交官・内田定鎚氏邸(重要文化財)
での記念撮影

ベーリックホール
(J・Hモーガン設計)を見学

エリスマン邸
(アントニンレーモンド)を見学

234番館の保存物語に感動
 

111番館ラフィン邸
(J・Hモーガン設計)を見学
2009年9月26日(土) 第5回 田毎の月の棚田(長野)
 
最終講座は「姨捨の棚田」、善光西街道「稲荷山宿」、JR篠ノ井線「姨捨駅」を訪ねました。ちょうど、棚田は刈り入れの日にあたりました。秋晴れで、ここちよい風に吹かれ一日楽しく過ごしました。
 「稲荷山宿」は規模の大きな宿場町です。江戸後期の善光寺地震で壊滅。火災も発生し大きな被害を受けました。その後、頑丈で耐火構造の土蔵造りが多く建設され今日、素晴らしい町並景観を形成しています。ご案内は町並みの会の泉会長と建築家高村さんです。土蔵の続く裏道を抜けるとおいしいお蕎麦屋さんがありました。昼食は新そばや地元ならではの「おしぼりうどん」 (からみ大根をしぼった汁を付けて食べる)を堪能しました。
 午後は姨捨の棚田。黄金色の棚田はとても美しく感動的です。棚田は現在、国の名勝に指定されています。「今年度中には重要文化的景観保存地区に選定されます。」とご案内いただいた千曲市文化財係長矢島さんは胸をはりました。棚田の多くは、オーナー制度で耕作されています。
 その後、棚田のてっぺん辺りにあるJR篠ノ井線の姨捨駅を訪ねました。現役のスイッチバック設備のある峠の駅です。駅舎は昭和9年のしゃれた洋風建築です。実は、プラットホームからが、棚田を眺める絶景ポイントなのです。地元産のえだまめ、ぶどうは素晴らしいお土産でした。
 皆さんでゆっくり千曲市の地域遺産を楽しみました。

稲荷山宿内で一般公開されている「くらし館」
かつての町屋を再生した資料館。泉会長が解説

美しい歴史町並み景観が続く宿場
 

黄金色の棚田はちょうど刈り入れ時
 

矢島さんが棚田の保存事業について
解説してくれた

ローカルムード満点の姨捨駅
 

・講演「鉄道遺産を活かしたまちづくりと観光」
日 時 4月18日(土) 13時〜14時
場 所 県立長崎歴史文化博物館
入 場 無料
講 師 米山淳一(地域遺産プロデューサー・大鉄道展企画コーディネーター)
主 催 県立長崎歴史文化博物館
 鉄道遺産が近代化遺産の一つとして位置づけられるまでの苦難の道のり、さらに国指定重要文化財ばかりか登録有形文化財、県、市町村の指定されるなどの近況を紹介。その数、約140件。近年、歴史的町並みや集落等と同じく、まちづくりや観光振興の核として活用され鉄道に深い関心のある方ばかりか広く一般に親しまれるようになりました。
 旧士幌線のコンクリートアーチ橋を守る「東大雪アーチ橋友の会」、世界文化遺産の登録をめざす富岡製糸場のカギを握る「碓氷鉄道施設」の保存、都市計画の視点から廃線跡をプロムナードとして活用した「ヨコハマ・汽車道」、沿線丸ごと文化財構想の実践で第3セクター鉄道を市民参加で再生した「若桜鉄道」他の先進事例をお話いたしまた。今や地域遺産として輝き始めているのです。

肥薩線 嘉例川駅舎
(登録有形文化財)

肥薩線 観光列車
「いさぶろう・しんぺい」号

碓氷峠鉄道文化むらの歴史的車両群
(群馬県安中市)

汽車道
(横浜市)

梅小路蒸気機関車庫(重要文化財)
と歴史的車両群(京都市)

・講演会「世界遺産は地域遺産」
日 時 3月28日(土) 午後3時〜5時
場 所 高山市民文化会館
講 師 米山淳一(地域遺産プロデューサー・元財団法人日本ナヨショナルトラスト事務局長)
主 催 高山市
 高山の町並み保存の先駆者である小林 浩様からお声をかけていただき講演させていただきました。
高山は上三之町に代表される歴史的町並みが重要伝統的建造物群保存地区に選定され30年以上の歴史を持っております。歴史を活かしたまちづくりや観光で、全国屈指の古都でもあります。
近年、世界文化遺産登録に向けた動きが活発化しております。私は、世界遺産である歴史・文化資産が地域遺産であることを先ず市民も行政も認識し、その良さを知り、愛し、育て、誇ることが大切であるとお話しいたしました。歴史に敬意を表し、快適に住み続けられるまちづくりを目指すこと、その結果世界遺産も見えてくるのです。常に主役は市民。

上三之町の町並み
(重要伝統的建造物群保存地区・
岐阜県高山市)

富岡製糸場
(重要文化財・群馬県富岡市)

白川郷の合掌集落
(世界文化遺産・
重要伝統的建造物保存地区・
岐阜県白川村)

旧信越本線 旧丸山変電所
(碓氷鉄道施設・重要文化財・
群馬県安中市)

錦帯橋
(国指定名勝・山口県岩国市)

講演会のポスター
 
 
 

・三浦半島まるごと博物館連絡会イベント「フォーラム2009」
日 時 3月8日(日) 13時30〜17時
場 所 ヴェルクよこすか 6階ホール
    *入場無料
 講 演 「地域遺産としての風景」米山淳一(地域遺産プロデューサー)
 活動事例発表
 パネル展示「三浦半島とっておきの風景」
主 催 三浦半島まるごと博物館連絡会・神奈川県横須賀三浦地域県政総合センター
 湘南・三浦で歴史・文化・自然を守り育てる50に及ぶ市民団体が集い交流いたしました。活動報告も行われました。
 鎌倉を世界遺産にする運動、横須賀建物応援団の上町教会を登録有形文化財に働きかけ実現した事例、三浦半島自然保護の会の湿地を京急不動産の開発から守る他、素晴らしい活動が報告されました。
 私はかけがえのない地域遺産を守り、育てる主役は市民であるとお話しいたしました。英国、日本各地の市民が主役のまちづくり事例を具体的に紹介。まさしくプライド オブ ジャパンです。

東京湾の自然島 猿島

下山口に残る現役の棚田

子安の里の茅葺き民家

空から見た三浦半島

・「一戸の鉄道の歴史をいかしたまちづくり」講演会
 
東北本線の一戸駅には、昭和43年10月まで、奥中山を越える列車をサポートするために機関区がおかれ、D51形蒸気機関車が多数配置されていました。D51の3重連で知られる「鉄道の町・一戸」の栄光をまちづくりに活かすためNPOや市民活動が盛んです。
日 時 2月22日(日) 午後2時〜4時
場 所 萬代館(ばんだいかん) 元映画館
講 師 米山淳一 地域遺産プロデューサー(元(財)日本ナショナルト事務局長)
    *奥中山D51三重連のDVD上演 30分
主 催 NPO法人カシオペア連邦地域づくりサポーターズ
 鉄道の町「一戸町・岩手県」は、東北本線の難所、奥中山越えのための列車の補機であるD51形蒸気機関車が多数配置されていた一戸機関区で有名でした。
 鉄道の町の栄光をまちづくりに活かそうとの取り組みがNPO法人カシオペア連邦地域づくりサポーターズや市民・行政が力を合わせて始まりました。今回の講演では、全国各地の鉄道遺産を活かしたまちづくりや観光の事例を中心にヨーロッパ各地の事例も加え紹介しました。さらに鉄道遺産だけではなく、町の歴史・自然遺産を合わせて保全し活用し魅力あふれるまちづくりの考え方もお伝えしました。
 かつてD51を運転された皆様もご健在で、当時のお話もお伺いできて感動しました。元の一戸機関区の跡地では、3棟の鉄道関連の歴史的建造物を確認。プラットホームや街中の歴的建造物群とともに登録有形文化財に向けた取組をお勧めしました。
 稲場町長さんのお話では、かつて活躍したD51形885号機(現在・深谷市)の里帰りを模索中と聞き喜ばしくなりました。実現のための協力をしてゆきたいと思います。でも、大雪で寒かった。

一戸駅のホームの上屋
挟み梁構造の小屋組みが美しい

旧一戸機関区構内の歴史的建造物
2棟が連なる

旧国道4号線沿いの
一戸の中心地の町並み

復元された映画館「萬代館」
NPOの湯川事務局長と記念撮影

萬代館で使用されていた
古い映写機が保存・展示

象の鼻公園予定地で大発見「明治期の転車台見学会」
日 時 2008年10月19日(土) 13時30分〜15時30分
場 所 現地
主 催 横浜市港湾局・都市デザイン室
 かつての東西上屋倉庫の跡地から明治期の転車台が多数発見された。大桟橋等からの荷役に活躍した軌道運搬車(トロッコのような形態)が方向を換える時に用いられたもの。
汐留駅の跡地からも発掘されたが、完全な姿ではなかった。
今回は転車台の本体、円形の枠、線路も合わせて発掘された貴重な近代化遺産である。いずれも完璧な状態で、大発見である。
来年度にオープンの象の鼻公園の中に保存展示される予定です。
現役当時の様子は、大桟橋近くの横浜臨港線の橋桁に焼きこまれた彩色された明治23年の写真からよみとることができます。
説明会には約500人の市民の皆様が参加で盛会で、横浜市歴史的資産調査会委員として解説しました。


 

 

 

横浜港にある彩色された写真

 2009年1月31日(土) 〜2月1日(日) 北上川の茅刈りイベントでの講演
  歴史を活かしたまちづくり ー地域文化プロデュースの時代ー
場所 旧北上駐在所(保存のため熊谷秋雄氏が購入・宮城県石巻市)
 毎年、恒例の北上川河原の茅刈りイベントの日がやってきた。ところが、荒天で大雪にみまわれ急きょ中止。茅刈り後に予定していた講演を繰り上げて行った。おかげ様で全国から集まった皆さんと楽しくまちづくりについて話し合いました。でも、茅刈りできず残念。

北上で「茅文化」を愛し育て継承している
熊谷秋雄氏と所有する歴史的駐在所 

珍しい大雪でなぎ倒された北上川の茅原

雪晴れで美しい北上川

NHK文化センター青山教室:現地講座「レトロ列車で懐かしい町を訪ねる」講師
 2008年10月18日(土) 第1回 上信電鉄と富岡製糸場および養蚕農家が息づく南牧村(群馬)
バス車内にての解説
バス車内にての解説
地元NPOの方による解説
地元NPOの方による解説
製糸場の前も山車で賑わう
製糸場の前も山車で賑わう
南牧村から望む山々
南牧村から望む山々
 2008年11月22日(土) 第2回 鉱山の町・足尾の近代化遺産とトロッコ列車(栃木)
足尾駅博物館準備室担当者との交流
足尾駅博物館準備室担当者との交流
 

かつての迎賓館・掛水倶楽部
(栃木県指定文化財)
渡良瀬渓谷鉄道 足尾駅構内
渡良瀬渓谷鉄道 足尾駅構内
 
 2008年12月20日(土) 第3回 旧信越本線、碓氷峠鉄道施設・鉄道文化むら(群馬)
重要文化財碓氷第3橋梁(通称めがね橋)
重要文化財碓氷第3橋梁(通称めがね橋)

 散策道として旧線路跡は整備されている 
碓氷峠鉄道文化むら EF60運転室
碓氷峠鉄道文化むら EF60運転室
 2009年1月17日(土) 第4回 城下町佐倉の歴史的遺産を訪ねる(千葉)
まちづくり交流センターにて
まちづくり交流センターにて
NPO「一里塚」スタッフの方々と
NPO「一里塚」スタッフの方々と
市内に残る武家屋敷(河原家住宅)
市内に残る武家屋敷(河原家住宅)
往時を偲ばせる武家屋敷が連なる
往時を偲ばせる武家屋敷が連なる
 2009年2月21日(土) 第5回 湘南の邸宅文化を活かした葉山のまちづくり(神奈川)
 葉山は、横須賀線の開通や御用邸の設置で明治期〜昭和期前半まで別荘の建築ブームで湧き上がり500棟を数えた。
今日でも当時の建物が残り葉山らしい景観をかたちづくっている。これらは貴重な地域遺産として保全される動きが活発だ。
エコツーリズム葉山代表の杉浦敬彦さん(建築家)のご案内で、快晴の一日、別荘や小路をのんびりと見学した。

日本画家「山口蓬春」記念館
 

一色海岸から別荘群を望む
 

中西 進邸別荘本館
 

中西 進邸別荘別館
2階の開放的な室内

最上国蔵別荘のお座敷
 
 2009年3月21日(土) 第6回 桐生の近代化遺産を訪ねる(群馬)
 2008年10月から始めた講義の今年度の締めくくりは、絹織物関連の近代化遺産が多く残る桐生市です。
 今回の講義では、絹の生産の場の農村南牧村、製糸の富岡製糸場、輸送の信越本線・碓氷峠、織物の桐生と絹物語をテーマに講義の柱としてきました。桐生市は「近代化遺産拠点都市宣言」を平成4年に行い、近代化遺産の保存を積極的に推進し桐生らしいまちづくりや地域活性化、観光に活用しています。
 NPO法人RACの星理事長、中村事務局長のお世話で、桐生の魅力を満喫しました。
旧桐生倶楽部

桐生の名士のサロン
(T8年 登録有形文化財)
旧矢野酒造の蔵群(市指定重要文化財)

交流拠点「有隣館」として親しまれている。
ピアノコンサートの準備中
本町1丁目の歴史的町並み

立派な建物が並び
桐生の繁栄の証を読み取れる
旧金谷レース工場

レストラン「れんが」として再生。パンがおいしい
(T8年 登録有形文化財)
 
群馬大学講堂

(T5年 登録有形文化財)
 
 
 
 
上毛電気鉄道 西桐生駅舎

(T3年 登録有形文化財)
洋風のデザインがなんとも可愛いらしい。
上毛電鉄は施設・構造物等など
12件を登録有形文化財としている。
上毛電気鉄道で活躍する
元京王電鉄井の頭線3000系

前面のカラーが特徴的。
通称・ステン・プラ
 
 
古き良き時代の香りがいっぱいの
「ながめ余興場」は演芸の殿堂。

(S12年 みどり市指定文化財)
館長のご案内で舞台、楽屋等を見学。
 
 

・2008年10月2・3日 日本鉄道保存協会 2008年総会に顧問として参加
総会にて
総会にて
碓氷鉄道文化むら関係者と懇談
碓氷鉄道文化むら関係者と懇談
英国鉄道保存協会会長のD・モーガン氏らと
英国鉄道保存協会会長のD・モーガン氏らと