トピックス(2013年分)(各写真はクリックで別ウインドウに拡大表示されます)
獨協大学オープンカレッジ秋講座開催
津軽鉄道で講演
一般社団法人交通環境整備ネットワーク理事長佐藤信之先生のご紹介で津軽鉄道津軽中里駅で講演をすることになりました。おりしもストーブ列車運転初日に当たりこれに合わせてイベントが開催されます。その一環が講演会、シンポジウムです。
津軽鉄道は地域鉄道の魅力を活かした地域活性化を市民のサポターズクラブや企業が一丸となって取り組んでいます。地域の皆様と楽しくお話しできることが今から楽しいです。
津軽鉄道サポーターズクラブ主催 ストーブ列車一番列車出発記念「2013点火祭」概要
12月1日(日)
会場:津軽中里駅内「駅ナカにぎわい空間」
漬物祭り
10時〜13時「駅ナカにぎわい空間」漬物作り実演、漬物販売、餅つきなど
ストーブ列車
11時より 五所川原駅ホームで、一番列車出発式
11:40 ストーブ列車一番列車出発
12:27 津軽中里駅到着(昼食・会場にて漬物祭り開催中)
第1部
13:20 主催者挨拶 津軽鉄道サポーターズクラブ会長
来賓挨拶 津軽鉄道活性化協議会会長
13:25 基調講演 米山淳一(若桜鉄道沿線活性化協議会顧問)
テーマ「鉄道を活かしたまちづくりと地域活性化」
13:55 DMVの説明(DVDを上映)津軽鉄道(株)澤田社長
14:10 パネルディスカッション
コーディネーター 佐藤信之(社団法人交通環境整備ネットワーク会長)
パネラー 米山淳一、高瀬英人(津軽鉄道サポーターズクラブ会長)
川山光則(小泊観光協会会長)、柏谷祐美子(株式会社中里観光)、今別町から1人参加予定
第2部
15:10 参加者交流会(参加費は、無料)
特産の鍋(今別町大川平加工グループ、木古内のグループ)飲み物、食べ物は、会場内の店から各自購入(飲食物の持込みもOKです)
17:00 終了
「津軽鉄道のストーブ列車は演歌の世界」
ほんわかどころか結構熱いストーブ列車の車内は昭和45年に釧網本線で乗ったストーブ列車を思い出しました。11月30日(土)の夜汽車は最高。五所川原駅〜津軽中里駅までお弁当、お酒、するめを食べながらストーブ列車の旅を満喫いたしました。
12月1日(日)は、今季のストーブ列車の発車式(火入れ式)で100名を超えるみなさんが乗車。列車は満員。昨夜、夜汽車ののんびりした光景とはうって変って満員電車のようでした。車窓から眺める津軽平野は吉幾三さんの「津軽平野」の歌の世界。思わず口ずさみながら、さみしげな風景に涙。
終点の津軽中里駅に隣接する元スーパーの店舗を改造した交流施設は恒例の「漬物まつり」で大賑わい。出店では津軽弁が飛び交っていた。講演では、全国や若桜鉄道の鉄道を活かした地域活性化についてお話ししました。
また、シンポジュームでは、新幹線の奥津軽駅開業に伴う津軽地方の活性化が話の中心になりました。津軽鉄道沿線の歴史・文化を大切に街づくりを進めることをお話ししました。夜は、五所川原に戻って交流会。
今が旬のなまこ、はたはたは絶品。鉄道、お酒、肴、そして人の温かさに惚れた感動の旅路でした。津軽鉄道澤田社長さん、澁谷顧問さん、サポータース高瀬会長さん、そしてお声をかけてくださった佐藤信之先生、他の皆さんありがとうございました。
ヨコハマヘリテイジ・歴史を生かしたまちづくり25周年記念事業を開催しました
日 時 2013年11月10日(日)
第1部 OPEN!HERITAGE 25 in 関内 10:00〜16:00 第2部 記念講演・シンポジウム 16:30〜19:00 第3部 交流会 19:10〜20:30
会 場
第1部:旧関東財務局(受付)第2部:BankART Studio NYK 第3部:BankART Studio NYK
プログラム
第1部:関内の歴史的建造物25か所を見学しながら各建物前にて特別配布するカードを集めました。
第2部:
【開会挨拶】
・宮村 忠(公益社団法人 横浜歴史資産調査会 会長)
・青木 治(横浜市都市整備局担当理事・企画部長)
【表彰式】歴史を生かしたまちづくり功労者表彰
認定歴史的建造物所有者へ感謝状を授与
【講 演】後藤 治(工学院大学教授)
【シンポジウム】
[パネリスト]
大野 敏(横浜国立大学准教授)
兼弘 彰(よこはま洋館付き住宅を考える会事務局長)
山本博士(宮川香山眞葛ミュージアム館長)
綱河 功(横浜市都市デザイン室長)
[コメンテーター]
西 和夫(公益社団法人 横浜歴史資産調査会相談役)
米山淳一(公益社団法人 横浜歴史資産調査会常務理事)
[コーディネーター]
鈴木伸治(横浜市立大学教授)
※ミニギャラリーで当社団所有「中尾良一氏」の西洋館等の絵画展を開催
第3部:
【乾杯挨拶】
坂本勝比古(神戸芸術工科大学名誉教授/公益社団法人 横浜歴史資産調査会 相談役)
【乾杯】
吉田剛市(横浜国立大学名誉教授/公益社団法人 横浜歴史資産調査会 副会長)
【中締め挨拶】
中村 實(公益社団法人 横浜歴史資産調査会 監事)
○第1部のオープンヘリテイジでは関内地区25棟の歴史的建造物を公開しました。建築史系研究室の学生や神奈川県ヘリテイジマネージャー講座修了者、ヨコハマヘリテイジの会員、横浜市職員のボランティア参加により、各歴史的建造物にて25周年記念オリジナルのヘリテイジカードの配布を行ないました。
大津ビル等通常非公開の歴史的建造物の公開もあり、参加者は興味深そうに見学をしていました。
○第2部では、横浜市の「歴史を生かしたまちづくり」に貢献してきた、故本多正道氏や故北沢猛氏、はまぎん産業文化財団寺澤辰麿理事長に当社団の宮村会長から感謝状と記念品が、歴史的建造物所有者の代表として山手89−8番館の塩田氏に横浜市の青木理事から感謝状が手渡されました。続いて、工学院大学教授の後藤治先生から「歴史を生かしたまちづくり25年の歩みとこれから」と題して、25年前に「歴史を生かしたまちづくり」が始まった頃から現在に至るまでの足跡を振り返りながらお話頂きました。
シンポジウムでは、横浜国立大学の大野敏先生から、郊外部の民家の保存や活用について、川崎市と比較しながらお話を頂きました。よこはま洋館付き住宅を考える会事務局長の兼弘彰氏からは、市民活動の観点から歴史を生かしたまちづくりに関わってきた取組みの一端をご紹介頂きました。宮川香山真葛ミュージアム館長の山本博士氏からは歴史を生かしたまちづくりへ企業としてどのように関わっているのかといった点からお話を頂きました。また、横浜市都市デザイン室長の綱河 功氏からは、都市デザインという観点から歴史を生かしたまちづくりに取り組んできた足跡や、ヨコハマヘリテイジに期待することについてお話を頂きました。
立場の異なる4者からの提起にコメンテーターの西和夫先生(神奈川大学名誉教授)、米山淳一(横浜歴史資産調査会常務理事・事務局長)からは、今後のヘリテイジの役割や、市民、行政、専門家、企業、皆で取り組んでいくことの大切さといったコメントがありました。
○これを読めば全てが分かる!!
「横濱歴史を生かしたまちづくりの25周年」記念誌頒布のご案内
ヨコハマヘリテイジは横浜市と両輪になって25年に及ぶ歴史を生かしたまちづくりの活動を進めて来ました。結果として横浜らしさを大切にした都市景観が形成され、市民や来訪者に潤いを与えています。
しかし、この裏舞台は紆余曲折の連続でした。ドラマチックな25年間の足跡をまとめた珠玉の一冊。是非この機会にご覧になって頂ければ幸いです。
1冊1,600円(関内地区の歴史的建造物25棟のオリジナルカード・カードケース付き、送料込み)
2013年度 日本鉄道保存協会総会・見学会
2013年度の日本鉄道保存協会の総会・見学会が10月24日(木)〜25日(金)に全国から会員、オブザーバー合計86名の出席があり開催されました。
今年度の開催地団体は東日本旅客鉄道(株)で、高崎支社が担当されました。代表幹事団体である公益財団法人交通協力会の理事長 菅 建彦が7月中旬に高崎支社に挨拶に出向き、総会への準備が始まりました。その後、顧問花上喜成(東武博物館名誉館長)と事務局長米山淳一(地域遺産プロデューサー)が「高崎車両センター高崎支所」と「上信電鉄本社」、会場の「ホテルメトロポリタン高崎」、オプション見学先の「碓氷峠鉄道文化むら」にお伺いし詳細なスケジュール等を詰めました。開催に当たりまして高崎支社車務課長 一木 剛さん、高崎支所長 武内浩一さん、上信電鉄(株)代表取締役社長 笠原道也さん、鉄道部次長 小島 博さん、碓氷峠鉄道文化むら館長 小板橋 博さん他関係の皆様や会員ボランティアの皆様のご支援・ご協力を賜りました。心よりお礼申し上げます、感謝。
当日の模様を紹介いたします。
総 会 司会 顧問・名取紀之
日 時 10月24日(木)午後1時30分〜5時まで
場 所 ホテルメトロポリタン高崎 丹頂III
挨 拶 代表幹事団体 公益財団法人交通協力会理事長 菅 建彦
東日本旅客鉄道(株)高崎支社車両部車務課長 一木 剛さん
出席者紹介 正会員、賛助会員、友の会、オブザーバー
総 会 議 長 菅 建彦
事務局長 米山淳一
会計監査報告 兵東 勇(公益財団法人交通文化振興財団専務理事)
次 第 平成24年度 事業報告
平成24年度 収支報告
会計監査報告
平成25年度 事業計画
平成25年度 収支予算
平成26年度 総会開催団体「片上鉄道保存会」
開催地報告 東日本旅客(株)高崎車両センター高崎支所長 武内浩一さん
プレゼンテーション コーディネーター 米山淳一
碓氷峠鉄道文化むら 館 長 小板橋 博さん
真岡鉄道SL運行協議会 事務局長 中山文行さん
NPO法人加悦鐡道保存会 事務局長 荒川泰昌さん
片上鉄道保存会 代 表 森岡誠治さん
九州旅客鉄道株式会社 広報室長 森 勝之さん
交流会 ホテルメトロポリタン丹頂 I
挨 拶 菅 建彦
歓迎挨拶 江藤尚志さん(東日本旅客鉄道(株)執行役員・高崎支社長)
見学会
日 時 10月25日(金)午前9時〜12時
場 所 東日本旅客鉄道(株)高崎車両センター
上信電鉄(株)高崎車両区
*オプションで碓氷鉄道文化むらを見学
「地域鉄道フェスティバル」で視察・アドバイスとパネルトーク
日 時 10月19日(土)〜20日(日) チラシ(PDF)
場 所 十和田観光電鉄・七百駅で構内見学と地元サポーターと意見交換
「地域鉄道の魅力について」七戸十和田駅コンコースでパネルトーク
パネラー 花上喜成(東武博物館名誉館長・日本鉄道保存協会顧問)
名取紀之(レイルマガジン編集長・日本鉄道保存協会顧問)
米山淳一(地域遺産プロデューサー・日本鉄道保存協会事務局長)
主 催 青森県上北県民局
*日本旅行の鉄道プロジェクト担当の瀬端浩之さんの紹介で、青森県保存鉄道モニターツアーに参加することになりました。青森県上北県民局では鉄道を活かした地域活性化を推進中で、南部縦貫鉄道旧七戸駅、旧大畑線大畑駅、青い森鉄道向山駅、十和田観光鉄道旧三沢駅バス案内所で関連イベントが盛大に開催されます。地域のみなさんとの交流が今からたのしみです。
「青森県の鉄道遺産保存は元気いっぱい」
10月19日(土)
上野駅から寝台特急「あけぼの」号のB個室上段に乗りました。花上、名取、日旅の瀬端、桂さんの合計5名。夜行列車を満喫して新青森駅で下車。千葉裕之さんと合流。
新幹線「はやて」と青森鉄道を乗り継いでまずは「向山ミュージアム」へ。予備知識もなく訪れた駅はなんと地域の交流拠点として市民ボランティアの皆さんが運営していました。「おらんどの駅」と胸をはる皆さんの表情はイキイキ。荒廃寸前の駅舎を地元の有志が清掃、修復して再生させた経緯を伺い感動しました。まさにプライドオブプレイス。
名物の「バラ焼き」を三沢の老舗「あかのれん」で食べました。年期の入ったお店は人気店。近所のおじさん、おばあさんもにこにこ笑顔でバラ焼きを食べていました。
次は、廃線になった十和田観光電鉄の三沢駅見学。昭和初期のレトロなモルタル塗り建物がいかにもローカル私鉄の雰囲気満点。駅舎に中は現役当時のままで、駅そば屋も健在。「ここのそばとカレーが旨い」と千葉さん。当初の計画ではここで昼食の予定だったのですが、僕が我がままを言ってバラ焼きに変更となったのでした。申し訳ないから蕎麦屋で「家出のするめ」と「にんにくとうがらし」を購入しました。
その次は十和田観光電鉄「七百駅」へ。保存会の皆様のご案内で構内に保存されているオリジナルの電車、電気機関車や東急から移籍した7700形、3450形を見学。立派な車庫にびっくりしましたが、旧変電所が昭和初期の歴史的建造物で気にいりました。すぐにでも国登録有形文化財か県指定文化財になりそうなナイス建物でした。また、線路沿いの農業用水もステキで、25年ほど前に撮影に来たことを思い出させてくれました。
次の次は、秋晴れの陽が傾きはじめたので南部縦貫鉄道「七戸駅」に向かいました。
寝台特急「あけぼの」でもご一緒した保存会の星野さん、野平さんと再会。まずは、街中の「南部せんべい屋」さんのトロッコを見ました。名取さんが夢中でした。僕は、立派な歴史的商家の酒屋が気になりました、試飲して旨い酒を発見。もちろん購入。花上さんも勢いで購入。
レールバスのエンジン音が聞える「七戸駅」は相変わらずのどかなローカルムードに包まれていかした。可愛らしいレールバスの周りには若い女性がいっぱい。雑誌のモニターツアーとかで大騒ぎの賑わいです。どちらかと言えば似合わない雰囲気。中々、落ち着いたお写真が撮れませんでした。でも、たくさんの人にレールバスの魅力を知っていただいて良いと思いました。
軽快なエンジン音を聞きながら乗車。ついでに車内で保存に関する意見交換。夜間撮影まで行い。南部縦貫鉄道を満喫しました。「保存会が一般社団法人になりました」と星野さんのお言葉が実に印象的でした。あわせて市役所が構内の土地を取得する方向と知らされ、歴史的資産として将来にわたりみんなで伝え残す方向性が定まったことを実感しました。ナイス。
宿泊先は、野辺地駅前の寅さんが泊まりそうな旅館。夕食時に七戸町で購入した地酒を頂き、上機嫌。
10月20日(日)
6時に朝食を済ませて2度寝。出発はギリギリとなり野辺地駅に向かいました。JR大湊線の車窓を楽しみ終点の大湊駅へ。昨日同様、ジャンボタクシーに乗り込み下北交通に向いました。南部縦貫鉄道と下北交通はかつて集英社の週刊「鉄道絶景の旅」で「日本の鉄道遺産」のコーナーで紹介しました。いずれも公共交通ではたどり着くのがしんどい立地だった記憶がよみがえってきました。でも今回は贅沢にタクシー。
ほどなく大畑駅に到着。保存会のみなさんが構内で活躍。車庫、キハ85形を見学。
キップを購入して乗車。DMH17型エンジンのカラカラカラ言う小気味良いサウンドに心休まる思い。懐かしい鉄道風景と相まってなんだか笑顔になりました。
すごいのは昼食。近所の方がボランテイアの皆さんに無料で毎月一回の運転に合わせて提供してくれているのです。僕達もご相伴にあずかり光栄でした。地物満載のスペシャルランチにこころ暖まりました。
〆は七戸十和田駅併設の交流施設でのシンポジューム。最後にお仕事が待っていました。みなさんで明日の青森の鉄道遺産保存・活用に関してお話しあいを行いました。鐡道は文化財そして観光資源、地域活性化の切り札など様々な意見がありました。
企画された青森県上北振興局、日本旅行、保存会の皆さん、ありがとうございました。
全国でも先駆的な今回の取り組みに乾杯。
「陸羽東線・鳴子温泉駅開業100周年記念事業」で講演とトーク
日 時 10月10日(木)午後6時30分〜9時 チラシ(PDF)
場 所 鳴子公民館
講 演 「鉄道とまちづくり」米山淳一(地域遺産プロデューサー・日本鉄道保存協会)
トーク 「鉄道の楽しみ、思い出、アラカルト」
安藤邦廣(つくば大学名誉教授)
ゆさ みゆき(宮城県議会議員)
米山淳一
主 催 陸羽東線・鳴子駅開業100周年記念実行委員会
後 援 東日本旅客株式会社仙台支社、大崎市
鳴子温泉郷観光協会、鳴子まちづくり協議会、鳴子ツーリズム研究会
*茅葺民家の保存活用で20年以上ご指導を賜っている安藤先生(鳴子出身)のご紹介で故郷の陸羽東線と鳴子温泉の活性化をお手伝いすることになりました。微力ではありますが、楽しくかかわって参りたいとおもいます。
「東映チャンネル鉄道映画特集」で解説
「僕達急行A列車で行こう」(森田芳光監督)で鉄道アドバイザーを担当したことが縁で歴代の東映鉄道映画の魅力を解説することになりました。放送は「鉄道の日」に合わせて10月1日(火)〜19日(土)です。
「僕達急行A列車で行こう」「大いなる旅路」「大いなる驀進」「鉄道員(ぽっぽや)」「喜劇急行列車」「喜劇団体列車」「喜劇初詣列車」。国鉄の輝いていた時代、昭和30年代から40年代にかけて蒸気機関車、寝台特急、特急列車、新幹線0系電車の雄姿に感動です。鉄道映画の歴史は東映の歴史と言っても過言ではありません。
ぜひ、お楽しみください。詳しくは「東映チャンネル 鉄道映画特集」で検索してください。
「稲荷山のこれまでとこれからに学ぶ地域づくり」で報告とシンポジウムに登壇
日 時 9月28日(土)17時30分〜20時 場所 ホテル杏泉閣
9月29日(日)10時15分〜12時15分 場所 稲荷山公民館
内 容 姨捨駅舎、姨捨棚田、桑原宿、稲荷山の見学の他交流会があります。
9月28日(土)
「報告」シルクロードネットワーク設立と発会に向けて
米山淳一(公益社団法人横浜歴史資産調査会常務理事)
9月29日(日)
「シンポジウム」稲荷山のまちづくりと地域間交流
パネラー
土本俊和(信州大学教授)
藤川昌樹(つくば大学教授)
矢島宏雄(千曲市文化財センター長)
高村隆徳(稲荷山を育む会)
米山淳一
星 和彦(前橋工科大学教授)
コーディネーター
後藤 治(工学院大学教授)
総 括
宮澤智士(長岡造形大学名誉教授)
主 催 RAC「街・文化・建築再生集団」
共 催 公益社団法人横浜歴史資産調査会
後 援 千曲市教育委員会
<シルクロードネットワーク設立に向けて>
10数年来のお付き合いのRACの2013年度研究集会が稲荷山(長野県千曲市)で開催。近世には善光寺街道の宿場町、近代には更級地区の商都として発展した稲荷山には重厚な土蔵造りが多く残り、国重要伝統的建造物群を目指す取り組みが続いたいます。この機会をとらえて「シルクロードネットワーク」の設立を提唱します。絹貿易の要である横浜が音頭をとって養蚕、蚕種、製糸、絹織物で発展した信州、甲州、東北各地の関係市町村と力を合わせて絹文化の遺構の保存・活用をもとに地域振興を図ります。
世界文化遺産への登録が夢。楽しく頑張りましょう。
なお、2014年2月に横浜で設立総会と記念講演会、シンポジウムを行います。
稲荷山地区重要伝統的建造物群保存地区の選定に向けた説明会で講演
2011年〜12年度にわたり稲荷山地区に残る土蔵造りを中心とした歴史的建造物群の保存をめざして調査が行われました。その結果、地区住民の皆さんとの合意形成をもとに千曲市では、重伝統的建造物群保存地区に向けて説明会をおこないます。市民の皆さんの関心が高まっており、より深く町並み保存の意味や現状、歴史的町並みを活かしたまちづくりなどに関してお話しすることになりました。
*制度に関しては千曲市文化財センターが担当して解説いたします。
演 題 「重要伝統的建造物群を活かしたまちづくり」
日 時 1回目 9月25日(水)午後7時30分〜9時
2回目 10月 1日(火)午後7時30分〜9時
3回目 10月17日(月)午後7時30分〜9時
場 所 稲荷山公民館 2階講堂
主 催 千曲市教育委員会
横須賀の近代歴史遺産を語るシンポジウムで講演
演 題 「近代化遺産を活かしたまちづくり」
日 時 2013年10月12日(土)13時〜16時
場 所 住友重機械工業(株)浦賀工場内
主 催 横須賀市、レンガドック浦賀イベント実行委員会
幕末の横須賀製鉄所の開設から始まった我が国の近代化、浦賀には高度な造船技術を支えたドライドックが今も健在です。これらを始め、横須賀市に息づく近代化遺産の現状をを把握し、将来にわたる横須賀らしいまちづくりがはじまっています。
今回は、見学会、講演会、シンポジウムを別添のとおり市民の皆さんと一緒に行います。ぜひ、ご参加ください。
石川県ハウジングスクールで講演
演 題 「歴史を活かしたまちづくりと地域活性化」
日 時 2013年10月3日(木)13時30分〜16時
場 所 本多の森庁舎 会議室B
主 催 いしかわ21世紀住まいづくり協議会
(一財)石川県建築住宅総合センター
金沢の伝統文化の保全を行っている坂本善明さんのご紹介で、講演を行うことになりました。金沢は全国に先駆けて伝統環境保全条例を制定昭和40年代後半から歴史的町並みや景観の保全を進めてきました。現在、国の重要伝統的建造物群保存地区が東茶街をはじめ4地区あります。また、ちょっと良い感じの町並み「小町並み」も9地区あるなど市民、行政とも伝統的環境の保全には一丸となって取り組んでいます。
「みちのく鉄道応援団総会」に出席
日 時 2013年8月3日(土)午後2時〜4時
場 所 東北福祉大学鉄道交流ステーション
「我が国初の交流電化線での営業は北陸線より仙山線が先」と同会代表幹事の小林和夫さんからお叱りを受けて以来、「みちのく鉄道応援団」の皆さんとのお付き合いが始まりました。ナショナルトラスト時代に米山が担当で「北陸線電化記念館」(滋賀県長浜市)に設置した時の「我が国初の交流電化」のふれこみが原因でした。2008年に企画プロデユースした「仙台てつどう祭り」では会場に展示する鉄道模型や鉄道資料・写真を会員の皆様からお借りしました。以来5年、同会の活動に関わることになりました。そして顧問を拝命しまてしまいました。長浜の償いと思いお手伝いすることを決めたのです。
数年前から新幹線の開発にもつながる交流電化方式を確立した仙山線の鉄道遺産を将来にわたり保全し地域活性化に活かすことを主眼に置いて活動を行っています。3年前の作並機関区、仙台車両センターに残るED91形を筆頭にした交流電気機関車群を見学以来、活動は継続しています。
本年になって、作並地区の皆さんも交流電化や作並機関区の保存に関心を寄せています。3日夕刻には、老舗旅館「岩松楼」の社長さんにもお会いして地域活性化を推進することをお約束いたしました。
時間をかけて地域の皆さんや行政、JR東日本と力を合わせて仙山線の鉄道遺産を活かしたまちづくりを「みちのく鉄道応援団」が音頭をとって推進していければ喜ばしいと思っています。
「ワクワク鉄道ハーバーランド」*ファミリー向け展示
開催期間 2013年7月20日(日)〜9月1日(日)
開催場所 神戸ハーバーランドセンタービル1階
企 画 東映
企画コーディネート 米山淳一
内 容 日本の鉄道のはじまり、大型模型勢ぞろい(500系のぞみ、151系こだま、EF65と20系特急「あさかぜ」、小田急ロマンスカー、阪神特急、他)
HOゲージ大型ジオラマ、てトロ、ドクターイエロー乗車体験ほか
「山梨の近代人物と鉄道展」
開催期間 2013年7月20日(土)〜9月2日(月)
開催場所 山梨県立博物館
監 修 小池 滋、青木栄一
企 画 東映
企画プロデュース・コーディネート 米山淳一
内 容 日本の鉄道の歴史、山梨の鉄道、近代人物の業績、鉄道模型の世界(新幹線、特急「あずさ」、急行「アリプス」ほか)、O・OJ・HOゲージ模型勢ぞろい
大型ジオラマで模型運転体験、星 晃コーナー(車両の近代化・軽量化)、達人コーナー歴史的絵葉書(白土貞夫)、懐かしの乗り物絵本(関田克孝)
リニアモターカー体験乗車他
マイウエイに「かながわ・御殿場線物語」を執筆
縁あって公益社団法人はまぎん産業文化財団の季刊誌「マイウエイ」87号(2013年6月末発行)に御殿場線の魅力を紹介いたしました。
御殿場線はかつて東海道本線でした。昭和9年に丹那トンネルが開通したことによってローカル線になりました。しかし、本線の品格は今も保ち、複線だった当時の遺構を残しています。米山が高校2年(1968・昭和43年)の時に撮影したモノクロ写真をふんだんに使用し、D52形蒸気機関車の懐かしい雄姿を掲載しました。
横浜銀行核店舗にて無料配布中です。手に取っていただければ幸せです。
東海道新幹線開業50周年プレイベントIN 藤枝「新幹線は藤枝生まれ」
一昨年からお伺いしている藤枝市(静岡県)で今年も新幹線関連イベントで講演を行います。藤枝は1959(昭和34)年7月31日に151系こだま型電車が163kmの高速記録を樹立した場所。新幹線原点の街としてまちづくりが進んでいます。
日 時 2013年7月27日(土)13時15分〜16時30分
場 所 藤枝市駅南図書館集会室
テーマ 「藤枝で生まれた世界に羽ばたく新幹線」
講演1 鈴木 学氏(日立製作所技監)「鉄道車両とと共に20年、新幹線を世界にセールスする」
講演2 米山淳一(地域遺産プロデューサー)「英国ヨークに渡った0系新幹線、新幹線は近代化遺産」
申込み 「新幹線原点のまち藤枝」を伝える会」 山内達仁
都市農村交流推進協議会「北陸支部総会で記念講演」
グリーンツーリズムを中心に都市と農山漁村交流を推進する市町村の活動が全国で行われています。このたび一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構(まちむら機構・農水省)のご紹介で記念講演を行うことになりました。
日 程 2013年7月8日(月)
場 所 新潟県阿賀町麒麟山温泉 絵かきの宿「福泉」
総 会 15時〜15時20分
記念講演 15時40分〜17時「歴史を活かしたまちづくりと地域活性化」米山淳一(地域遺産プロデューサー)
ヨコハマヘリテイジ講演会・シンポジウム「明日の山手を考える」開催報告
日 時:2013年6月23日(日)13:40〜16:30
会 場:神奈川県立近代文学館ホール
【開会挨拶】
米山淳一(公益社団法人 横浜歴史資産調査会 常務理事・事務局長)
【第一部:記念講演・基調講演】
記念講演 鈴木智恵子(エッセイスト)「横浜山手の魅力」
基調講演 坂本勝比古(神戸芸術工科大学名誉教授)「横浜山手−異邦人たちの歴史を秘めた港の丘」
【第二部:2012年度山手地区近代建築調査・所有者意向調査 報告会】
2012年度近代建築調査 調査概要 関 和明(関東学院大学教授)
調査報告 上村耕平(公益社団法人 横浜歴史資産調査会)
所有者意向調査 調査概要 水沼淑子(関東学院大学教授)
調査報告 白川葉子(山手歴史文化研究会)
【第三部:パネルディスカッション「明日の山手を考える」】
<パネリスト>
西 和夫(神奈川大学名誉教授)
堀 勇良(建築史家)
鈴木智恵子(エッセイスト)
菅 孝能(株式会社 山手総合計画研究所 代表)
<コーディネーター>
米山淳一(公益社団法人 横浜歴史資産調査会 常務理事・事務局長)
<開会挨拶>米山淳一常務理事・事務局長より
今回の山手の調査は3年間に渡り文化庁から助成を受け実施した旨を説明。山手を日本の宝として、将来に渡って保存していくにはどうしたら良いかということを会場と一緒になって考えていきたいとアピールしました。
<記念講演>
エッセイストの鈴木智恵子さんより、山手の坂道や緑が織り成す景観的な魅力や、西洋館、教会、ミッションスクールのような歴史・文化的な街並み、そしてそれを支えてきた元町等の日本人社会といった山手の魅力について、ご自身が山手に関わって来られた思い出も踏まえながらお話を頂きました。お話の随所では、ヨコハマヘリテイジが文化庁の助成を頂いて作成した「山手の西洋館−外国人居留地の歴史的景観」の内容も取り上げて頂きました。
<基調講演>
神戸芸術工科大学名誉教授の坂本勝比古先生より、約四半世紀前に先生がご担当された山手の西洋館の調査を顧みながら、どういた西洋館が滅失し、どういった西洋館が現存しているのかというお話を頂きました。基調講演にあたり、山手を歩かれた先生からは、山手は歴史的なストックや地元住民、行政の努力によるエネルギーを感じるというお話がありました。また、神戸の北野地区を例に重要伝統的建造物群保存地区になることで、そこで生活している人々の意識が変化し、良い方向に進んだというお話も頂きました。
<2011年度調査報告会 近代建築悉皆調査>
今回近代建築悉皆調査をご担当された関東学院大学の関和明先生より1985年の調査から四半世紀を経て、2年間に渡って現地調査を行った概要についてご説明頂きました。今回の調査では、今回の調査では山手地区内に39棟の西洋館・近代建築を確認できた旨のご報告も頂きました。この中には横浜市の認定歴史的建造物も含まれており、制度が幾分かは効いているというご説明もありました。
また、ヨコハマヘリテイジ上村耕平より調査の詳細な結果や建物以外にもかつての西洋館の門柱や井戸といった工作物、ブラフ積・ブラフ溝、居留地境界石・敷地境界石といった土木遺構も確認できた旨の報告がありました。
<201年度調査報告会 所有者意向調査>
今回の調査では、個人所有の西洋館にお住まいになっている所有者の方に向けたヒアリング調査も実施しました。調査をご担当された感動学院大学の水沼淑子先生からは、ヒアリング調査は、住んでいらっしゃる方がどのような思いでいるのかを直接知ることができ、それが保存につながるのではないかというお話を頂きました。今回調査対象としたものは、個人所有の西洋館21棟で、うち14棟から回答を得ることが出来たというご報告でした。また、調査員として西洋館をまわられた山手歴史文化研究会の白川葉子さんからは、西洋館の所有の経緯や日常生活で困っていること、国や横浜市の制度の周知状況について所有者にお話を伺った内容をご報告頂きました。
また、今回のヒアリング調査をきっかけに、横浜市都市デザイン室と西洋館の所有者間で連絡が取れ、新たに認定歴史的建造物になるという成果も出ました。
<パネルディスカッション>
●コーディネーターのヨコハマヘリテイジ米山淳一より、調査報告を受けて、明日の山手を皆で考えるというパネルディスカッションの開催趣旨を説明。街は日々変化しているので、きちんと後世に伝えるのがヘリテイジの仕事ではないかと提案しました。
●山手総合計画研究所代表の菅孝能さんからは、これまでの戦後40年に渡る山手のまちづくりの歴史を概観していただき、10年の節目ごとに地元住民や行政が連携しながら大きな転換期となる出来事を経て山手のまちづくりが進んできたというお話を頂きました。また、横浜市の「歴史を生かしたまちづくり基本構想」の中には「歴史的景観保全地区」が謡われているが、これまであまり進んでいなかったというお話があり、今後横浜で単一の建物だけではなく、群として地域を考えていく必要があり、これを実践する場所は先ず山手を置いて他にないのではないかというお話を頂きました。
●長年横浜市や文化庁で歴史的建造物の保存を実践してこられた建築史家の堀勇良さんからは、約30年前の横浜では、神戸や長崎のように残すべき洋館がないのではないかと考えられていたとご説明頂きました。その中でエリスマン邸の解体問題をきっかけに、行政内でも昭和初期の洋館が横浜の特徴ではないかといった理解が広がってきたこと、また、山手の住民や横浜市民に対しても昭和初期の建築家や洋館についての理解を広める活動も行ってきたことをお話頂きました。また、山手の住宅地は外国人居留地であった性格上、生まれてから死ぬまでそこで生活が完結できたという面があり、どこの学校に通って、どこで買い物をしていたのかなど、ソフト面の構造も理解した上で今後の保存を考えていかないといけないというお話を頂きました。
●報告会や堀さんのお話を受けて、エッセイストの鈴木智恵子さんからは、横浜市が単に調査を実施しただけでなく、パンフレットや横浜新聞なので媒体を通して市民に対し、30年をかけて地道に洋館等についての理解を広げてきた旨のお話を頂きました。また、建物だけでなく、次世代の街を担う若手にもこうした活動をつないでいかないといけないというお話を頂きました。
●神奈川大学名誉教授の西和夫先生からは、横浜市の文化財行政に長年関わられてきた見地から、1985年調査を実施した当時は、行政を始め調査に関わられた方の多くが、市の独自の制度で山手地区の歴史的景観が保存できると考えていたとお話を頂きました。しかし、今回の会を開催するに至ったように、今後新たな取組みをしていかないと山手の歴史的景観は守れなくなってしまうほど危機に瀕した状況にきているのではないかというお話を頂きました。また、その具体策として国の重要伝統的建造物群保存地区制度の活用の可能性についてのご提案も頂きました。
ヨコハマヘリテイジ公益団体化記念シンポジウム「明日の歴史を生かしたまちづくり」開催報告
日 時:2013年6月9日(日)13:30〜(ガイドツアーは11:00〜)
会 場:神奈川県本庁舎 3階大会議室(旧議場)
県庁舎ガイドツアー:参加者40名
シンポジウム:参加者90名
【開会挨拶】
米山淳一(公益社団法人横浜歴史資産調査会 常務理事・事務局長)
青木 治(横浜市都市整備局担当理事・企画部長)
森谷 保(神奈川県県土整備局都市整備課長)
【第一部 基調講演「歴史的建造物を取り巻く環境と新たな制度による保全活用」】
後藤 治(工学院大学 教授)
【第二部 パネルディスカッション「明日の歴史を生かしたまちづくり」】
<パネリスト>
西 和夫(神奈川大学 名誉教授)
堀 勇良(建築史家)
嶋田昌子(横浜シティガイド協会 副会長)
綱河 功(横浜市都市整備局都市デザイン室長)
<コメンテーター>後藤 治(工学院大学 教授)
<コーディネーター>米山淳一(公益社団法人 横浜歴史資産調査会 常務理事・事務局長)
米山常務理事・事務局長より
2013年4月より内閣府認定の公益社団法人になった横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)の活動方針を説明。免税団体になり「ヨコハマヘリテイジファンド」の設立や歴史的建造物の寄贈・取得をアピールした。
<基調講演>
工学院大学の後藤治先生より、国内の歴史的建造物を生かした事例も踏まえ、歴史的建造物を取り巻く環境の変化をご説明頂きました。また、横浜市が次年度以降で施行を予定している「歴史を生かしたまちづくり」に関する新たな制度への期待や、新制度を用いることで広がる可能性についてのお話もありました。建築基準法の適用除外による利活用の拡大というハード面による対応だけではなく、建物の日ごろの使い方を考慮し、非常時の避難経路の確保や防災訓練の実施などソフト面の対策を講じるだけでも歴史的建造物の利活用の可能性が広がってくるというお話を頂きました。
<パネルディスカッション>
●長年に渡り横浜の「歴史を生かしたまちづくり」に関わって来られた横浜シティガイド協会の嶋田昌子さんより、「歴史を生かしたまちづくり」が始まった当時は、市民の活動はほとんど無く、素晴らしい歴史的建造物があっても中々市民の側から保存活用に結び付けていくことは難しかったが、現在は少しずつ文化財制度の方が自分達の側に寄ってきたと感じるというお話を頂きました。
●横浜市や文化庁で長年に渡り歴史的建造物の保全活用に関わって来られた建築史家の堀勇良さんからは、横浜での「歴史を生かしたまちづくり」の歴史も踏まえ、当時は歴史的建造物を残すには重要文化財や指定文化財とするしかなかったが、横浜市の登録・認定制度、さらには国の登録有形文化財制度など、歴史的建造物を保存するメニューが広がってきたこと、今回公益法人となった横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)への期待のお話を頂きました。
●神奈川県だけでなく、国内の様々な地域で歴史的建造物の保全活用に関わっておられる神奈川大学名誉教授の西和夫先生からは、文化財に指定されたから大切なのではなく、どんな歴史的建造物も地域の皆さんが大切だと思えば、それは価値あるものとなるというお話を頂きました。また、大切にしていきたいという歴史的建造物を発見し、守るためには歴史的建造物に関わる人材の育成が非常に重要であり、横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)への期待のお話頂きました。
●横浜市年デザイン室の綱河功室長からは、横浜市の「歴史を生かしたまちづくり」はデザイン室がやればやるほど市民の方々からお叱りを受ける、それだけ関心が高く、毎回ありがたいことだと思っているというお話を頂きました。横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)が公益法人化したこともあり、今後より連携しながら「歴史を生かしたまちづくり」の推進に取り組んで行きたいというお話を頂きました。
<パネルディスカッション>会場よりのご意見
会場からは、歴史的建造物の所有者が高齢化しており、今後相続の問題も大きくなってくる。新制度や公益法人との連携の中で、段階的な寄贈などの道がないか一緒に考えていきたいと、貴重なご意見も頂きました。
特に「洋館付住宅」(横浜市認定歴史的建造物)を所有している方から将来に渡る保存に関して市に寄贈したいと具体的な提案が示された。
これを受け、後藤治先生をはじめパネラー全員から横浜歴史資産調査会で譲り受けたらどうかとの助言があり、会場からは拍手が上がった。
ヨコハマヘリテイジ公益団体化記念シンポジウム「明日の歴史を生かしたまちづくり」
日 時:2013年6月9日(日)13:30〜16:00
場 所:神奈川県庁 大会議場(一般公開にあわせて実施)
主 催:公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)
横浜市都市整備局・神奈川県
その他:事前申込不要・無料・100名程度を想定
プログラム:
挨 拶:宮村 忠(関東学院大学名誉教授) 13:30〜13:40
綱河 功(横浜市都市整備局都市デザイン室長)
森谷 保(神奈川県県土整備局都市整備課長)
第1部:基調講演 13:40〜14:20
「歴史的建造物を取り巻く環境と新たな制度による保全活用」
講師:後藤 治(工学院大学教授)
休憩 14:20〜14:30
第2部:パネルディスカッション 14:30〜16:00
パネリスト 西 和夫(神奈川大学名誉教授)
後藤 治(工学院大学教授)
堀 勇良(建築史家)
嶋田昌子(横浜シティガイド協会)
綱河 功(横浜市都市整備局都市デザイン室長)
コメンテーター 後藤 治(工学院大学教授)
コーディネーター 米山 淳一(ヨコハマヘリテイジ常務理事)
<パネルディスカッションの話題>
歴史まちづくり制度の動向<国の動向など>
横浜三塔・神奈川県庁の一般公開
邸園文化圏再生構想について
「歴史を生かしたまちづくり」の推進について(案)<横浜市・意見募集>
関連企画「県庁本庁舎ツアー」
日 時:2013年6月9日(日)11:00〜12:00
主 催:公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)
横浜市都市整備局・神奈川県
ガイド:神奈川県担当者2名
その他:事前申込不要・無料・先着50名程度
大会議場にて簡単なレクチャー⇒2グループに分かれてツアー
小坂町 明治百年通りにぎわい創りプロジェクトセミナー 〜近代化遺産を活かしたまちづくりと観光〜
日 時 2013年6月7日(金)17:30〜19:30
会 場 小坂町「天使館」
主 催 小坂町、秋田県
秋田県小坂町では、本格的に鉄道遺産を活かしたまちづくりを開始いたすことになりました。来る6月7日には関連イベントが開催されます。昨年から秋田県のまちづくりアドバイザーとなり小坂町の再生に関わることになり、今回はセミナーに参加することになりました。ご関心のある皆さんはぜひご参加いただけると幸せです。よろしくお願いいたします。
横濱新聞27号掲載の茅葺関連記事の紹介
横浜市認定歴史的建造物「新川家住宅」の屋根ふきの紹介ほか
1ページ 表紙記事 大野 敏(横浜国大准教授)
表紙等写真 米山淳一(ヨコハマヘリテイジ常務理事)
2ページ 「新川家住宅」インタビュー記事
参加者 新川家ご当主、市川 茂(文化財技術者)
中野 誠(京都府美山町茅葺技術者)
インタビュアー 米山淳一
その他のページ 横浜市認定歴史的建造物の紹介「JA神奈川」紹介 他
オープンヘリテイジ「保土ヶ谷」報告
ヨコハマヘリテイジの活動 他
「山手の西洋館」の発行 平成24(2012)年度文化庁助成事業
山手の西洋館の魅力満載の小冊子 まち歩きに最適(A5版24ページ)
執 筆 鈴木智恵子、上村耕平
編 集 鈴木智恵子、内山哲久、上村耕平
進 行 米山淳一
表紙・裏表紙・本文写真 米山淳一 他
「山手の西洋館」調査報告書の発行 平成24(2012)年度文化庁助成事業
平成23・24(2011・12)年調査の成果を詳細に掲載した報告書(A4版)
執 筆 関 和明(関東学院大教授)、水沼淑子(関東学院大教授)、白川葉子(建築家)、上村耕平(建築史研究)、米山淳一 他
第4回茅葺フォーラム・静岡県富士宮大会の開催
一般社団法人日本茅葺文化協会では世界文化遺産登録を目指す富士山の裾野を所有する富士宮市でフォーラムを開催します。
日 時 2013年5月25日(土)〜26日(日)
場 所 富士宮市民文化会館
挨 拶 富士宮市長
安藤邦弘(一般社団法人日本茅葺文化協会代表理事)
講 演
「草原の文化的景観」 麻生 恵(東京農業大学教授)
「伊勢式年遷宮と葺地管理」中川典之(神宮司廠 営林部)
開催地と各地からの活動報告
コーディネーター 米山淳一(一般社団法人日本茅葺文化協会理事)
富士山世界文化遺産登録に向けて(富士宮市)
朝霧高原ふる森の茅場とその取組(朝霧高原活性化委員会)
御殿場の茅刈り事業について(富士勇産業 長田友和)
西湖いやしの里・根場の現状と課題(富士河口湖町)
世界文化遺産五箇山の合掌の森の取組(越中五箇山菅沼集落保存顕彰会 荒井宗浩)
茅葺きをもっと身近に(淡河かやぶき屋根保存会・くさかんむり代表 相良育弥)
26日(日)は、朝霧高原や西湖・根場の里他を見学いたします。
主 催 富士宮市、富士宮市教育委員会、一般社団法人日本茅葺文化協会
「更級・稲荷山」の調査報告会の開催
平成23・24(2011・12)年の2か年にわたり文化庁の伝統的建造物群保存対策調査事業による稲荷山の町並み調査が終了しこのたび報告書が発行されました。これを機に広く報告会が開催されます。国の重要伝統的建造物群保存地区を目指すきっかけになればなによりです。なお、報告書では第3節「市民と地域遺産を活かしたまちくづくり」を担当しました。
日 時 2013年5月12日(日)13時30分〜16時
場 所 稲荷山公民館
挨 拶 千曲市長
発 表 稲荷山町並み調査委員会
後藤 治(工学院大学教授)
土本俊和(信州大学教授)
高村隆徳(建築都市研究所代表)
吉澤政巳(信濃建築史研究室室長)
米山淳一(地域遺産プロヂューサー)
文化庁
島田敏男(参事官室主任文化財調査官)
主 催 千曲市
2013年獨協大学オープンカレッジ春季講座開始
過去5年間にわたり続けてきました講座を本年も行います。ぜひ、ご参加ください。
テーマ「歴史遺産を旅する」-鐡道と町並みの魅力が満載ー
毎回土曜日 2時限目 10時45分〜12時15分
定 員 35名
配布資料・パンフあり
参考図書 「歩きたい歴史の町並」(JTB)文・米山淳一 写真・森田隆敏
「歴史鉄道酔余の町並み」(駒草出版)文・写真 米山淳一
1回目 5月11日(土)酒蔵が軒を連ねる長崎街道の宿場町・肥前浜」長崎本線
九州の酒どころ肥前浜(鹿島市)の八本木宿には10軒の造り酒屋が今も操業中。衰退然としていた町並みは国重要伝統的建造物群保存地区に選定され一気に活気が戻った。NPOの活動が光る。
2回目 5月18日(土)「瀬戸内の製塩業の町・竹原」(呉線竹原駅)
瀬戸内海の干満を利用して発達した塩田の町はまた酒造りも盛んであった。呉線の開業が塩田を衰退させたが、富の蓄積である見事な町並みは残った。
3回目 6月1日(土)「クールジャパンを感じる城下町・金沢」北陸本線金沢駅
さりげなく日本人の気質が息づくまち、金沢。早くから伝統に裏打ちされた歴史的環境の保全を進めた結果、国内外から注目を集める観光都市に発展。
4回目 6月22日(土)「北限の京町屋が見事・村上」羽越本線村上駅
北前船の寄港地「瀬波」に隣接した村上は、京都風の間口が狭く奥行きが深い町屋が多く軒を連ねる。歴史的景観の保全を一人の男が提唱し、市民運動が始まった。
5回目 7月6日(土)「近代化遺産を活かす鉱山町・小坂」(秋田県)
小坂鉱山で栄えた町は、鉱山事務所、康楽館等近代化遺産の宝庫。町の再生をかけた旧小坂鉄道の復活物語が始まった。
RMモデルズ2013年6月号で特急「とき」対談
Oゲージサイズ(45分の1)の181系特急「とき」をペーパーと木で作成した達人の木村則之さんと縁あって対談しました。木村さんとは高輪グランドプリンスホテルでの大鉄道博や新潟ときメッセの鉄道博他で素晴らしい作品を毎回、展示くださっています。
写真集光り輝く特急「とき」の時代を発行した縁で対談となりました。
若桜鉄道でDD16 7号お披露目
4月14日(日)午前10時〜12時まで若桜鉄道若桜駅前広場や構内で恒例の桜祭りが開催され500人を超える来場者でにぎわいました。これに合わせて、昨年末に鉄道総研から移籍したDD16形7号ディーゼル機関車のお披露目がおこなわれました。
地元選出の鉄道愛好家としても知られる石破 茂衆議院議員、福田鳥取県議会議員、米山淳一日本鉄道保存協会顧問・若桜鉄道沿線活性化協議会顧問があいさつをいたしました。石破さんは、若桜鉄道は丸ごと文化財で全国に誇る宝物、と力を込めて話されました。
米山は、鉄道遺産や歴史的町並みを活かした観光まちづくりの先進地として知られる若桜にかかわってすでに10年。C12形167号の圧縮空気での動態保存を始め、一昨年の12系客車(JR四国から購入)そして今回のDLの動態保存とお手伝いさせていただきました。きっかけは渡辺一正さん(元鳥取環境大学教授・NPO市民文化財ネットワーク鳥取理事長)とNPO事務局長太田ゆかりさん(現鳥取市議会議員)との出会いなのです。県内各地での歴史的遺産の調査、フォーラムを重ねるうちに若桜町にたどり着き、その魅力にとりつかれてしまいました。
素晴らしい町と人々との縁は永遠だと思います。
公益社団法人 横浜歴史資産調査会として新たなスタート
このたび、一般社団法人 横浜歴史資産調査会は2013年4月1日より、内閣府認定の公益社団法人 横浜歴史資産調査会として新たなスタートをきりました。
今後、横浜の歴史を生かしたまちづくりを礎として、全国の歴史的遺産の保存。活用を積極的に進めてまいります。
当面は、群馬県、山梨県、長野県、東北地方の養蚕地域とヨコハマを結んだシルクロード沿いの街とネットワークを設立して歴史を生かしたまちづくりを積極的に進めてまいります。
まだまだ力不足ですが、ご指導を賜りますようよろしくお願いいたします。
なお、税制優遇を受けることができるようになりましたので、募金プロジェクトも合わせて進めます。
よろしくお願い申し上げます。
わくわく鉄道ランド
ファミリーみんなで楽しく鉄道の魅力に触れるビックイベントです。初日、たくさんの来訪者で賑わいました。
開催期間 2013年3月20日(水)〜31日(日)
場 所 池袋サンシャインシティ 文化会館4階 展示ホールB
主 催 フジテレビ、サンシャインシティー、ぴあ、東映
企画制作 東映株式会社 企画コーディネート 米山淳一
タウンニュースの記事2題
1.「横浜の鉄道と横浜駅」シンポジウム 2013年1月4日付 横浜市中区・西区版
2.「人物風土記・誇り高き逸見を愛する」 2013年3月1日付 横須賀版
ソーシャルグッドトーク:横濱はじめて物語〜陸蒸気が走っていた横浜
一般社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)と山陽物産のコラボで生まれた横濱のお菓子「ヨコハマ陸蒸気サブレ」が好評発売中です。製作会社の山本博士社長と企画の米山が対談をいたします。ぜひ、ご参加ください。「陸蒸気サブレ」のおみやげ付きです。
日 時 2013年3月11日(月)19時〜21時
場 所 さくらWORKS<関内>中区相生町3-61 泰生ビル2階
参加費 1,000円
申込み 直接会場にお越しください
主 催 横浜コミュニティーデザイン・ラボ
協 力 一般社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)株式会社 山陽物産
出演者 山本博士(山陽物産社長)
米山淳一(一般社団法人 横浜歴史資産調査会常務理事)
聞き手 宮島真希子(NPO法人横浜コミュニティーデザイン・ラボ理事)
第2回 酒蔵通り周辺景観保存調査報告会とシンポジウム(東広島市)
日 時 2013年2月27日(水)午後6時〜9時
場 所 サンスクエアー東広島3階 アザレアホール
1.調査報告 宇高雄志(兵庫県立大学准教授)
上村信行(広島大学助教)
2.特別講演 「歴史まちなみ景観を活かした住宅の改修」吉田桂二(建築家)
3.基調講演 「歴史まち並み景観を活かしたまちづくり活動」中村雄一郎(佐賀県鹿島市・NPO法人肥前浜宿・水とまちなみの会事務局長)
4.パネルデスカッション「酒蔵を活用したまちづくりと歴史的まち並みを活かした住宅の改修」
コーディネーター 米山淳一(地域遺産プロデューサー・一般社団法人 横浜歴史資産調査会常務理事)
コメンテイター 吉田桂二
パネリスト 中村雄一郎
財満洋策(賀茂輝酒造会長)
田口綾子(西条ステキ委員会)
一般社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)人材研修セミナー
1回目
日 時 2013年2月24日(日) 午後1時30分〜4時
場 所 Bank ART Studio NYK
内 容 1.歴史を生かしたまちづくり 西 和夫(神奈川大学名誉教授・当社団相談役)
2.横浜市歴史的建造物 中澤家住宅・井上家住宅調査について 内田青蔵(神奈川大学教授)
3.英国に学ぶまちづくりの思想 ナショナルトラスト・シビックトラストの活動から 米山淳一(当社団常務理事)
2回目
日 時 2013年3月17日(日)午後1時30分〜4時
場 所 Bank ART Studio NYK
内 容 横浜市の市民活動フォーラム、横浜洋館付き住宅保存会、スクランブル調査隊、港北ヘリテイジほか5団体の活動報告と今後について
コーディネーター 米山淳一(当社団常務理事)
総 括 西 和夫(神奈川大学名誉教授・当社団相談役)
*文化庁助成事業
オープンヘリテイジ イン 旧保土ヶ谷宿
歴史的建造物の一般公開であるオープンヘリテイジを今年も開催いたしました。
場所は、保土ヶ谷です。保土ヶ谷は旧東海道の宿場町で今も当時の面影をの残しております。2月17日日曜日は晴天に恵まれ、午前・午後2回にわたり軽部家住宅(旧主屋・大正末〜昭和初期建造、蔵、門)金子家住宅(主屋・明治初期建造)そして大仙寺(本堂・元禄14年・1701年建造)の3か所を大野 敏氏(横浜国立大学准教授)の解説で見学いたしました。参加者は227名と多くのみなさんが参加され盛況となりました。
ご参加のみなさまありがとうございました。次回もぜひご参加ください。
主催 横浜市、一般社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)
協力 軽部家、金子家、大仙寺、ほどがや人まち文化振興会
コンサートinヘリテイジ「ピアノが案内する横浜の歴史とまちvol.2」
横浜の歴史的建造物やまちの魅力を伝えるピアノコンサートの第2回目です。
今回は山手の西洋館を舞台に、居留地に様々な国の文化が流れ込んで来た当時の気分を味わっていただく、彩り豊かで楽しいコンサートです。
山手には様々な国の人が住み、それぞれの祖国の文化や生活が持ち込まれました。今も山手に残る西洋館や教会、学校建築からも当時の外国の建築スタイルを知ることができます。
山手の歴史的建造物にちなんだ選曲で、横浜の歴史とまちをご案内します。
日 時:2013年2月2日(土)18:00〜19:30(飲み物・軽食付き)
会 場:ベーリック・ホール(横浜市中区山手町72)
ピアノ演奏:後藤 泉
解 説:長谷川 正英さん(横浜市都市整備局都市デザイン室)
司 会:米山淳一(一般社団法人 横浜歴史資産調査会常務理事)
主 催:一般社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)
協 力:横浜市都市整備局、(株)三陽物産(モンテローザ)
演奏曲目:版画(ドビュッシー)
タンゴ(アルベニス)
ユーモレスク(ドヴォルザーク)
ソナタ イ長調「トルコ行進曲付き」他
【後藤 泉 プロフィール】
桐朋女子高校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。同大学アンサンブルディプロマコース修了。田沢恵巳子、ゴールドベルク山根美代子、三浦みどり、P.ポンティエの各氏に師事。2001年よりウィーン・フィルハーモニー弦楽団チェロ首席奏者フリッツ・ドレシャル、02年より同楽団元コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクと定期的に共演を重ねる。以後、ウィーン・フィルの首席奏者と数多く共演。リスト編曲ベートーヴェン交響曲シリーズに取り組み、全曲シリーズを行うほか、食卓芸術の第一人者、今田美奈子氏とのコラボレーションなど、新しいジャンルへの活動も精力的に行う。各地でのサロンコンサートも好評を博している。
昨年に続き2回目を迎えるピアノコンサートは50名を越えるみなさんにお越しいただき盛況となりました。第7回横浜山手芸術祭(1月26日〜3月3日)の一環での開催でもありました。会場のベーリックホールは昭和7年建造の歴史的建造物でJ.Hモーガン(アメリカ人)が設計したスパニッシュスタイルの西洋館。絹貿易商のベーリック氏の館でした。現在、横浜市が所有し公開しています。
横浜の歴史を語るうえで欠かせない建物。山手の西洋館の中にあって一番大きなホーツを持つベーリックホールでの後藤 泉さんのダイナミック演奏と長谷川さんの優しく語りかけるような解説は皆様から絶賛でした。
オードブルとサンドイッチそしてワインでのミニパーティーは初の試みでしたが、みなさんの笑顔であふれていました。
お土産は三陽物産から「ヨコハマ三塔物語」と新商品の「ヨコハマ陸蒸気サブレ」の二つのお菓子が全員にプレゼントされました。「ヨコハマ陸蒸気サブレ」は三陽物産とヨコハマヘリテイジがコラボして製作したお菓子で好評発売中です。
当日のお写真を掲載します。
「鉄道開通140周年記念シンポジウム・見学会」開催
1872(明治5)年に新橋ー横浜に我が国初の鉄道が開通して140年を迎えました。これを記念して講演会、シンポジウム・見学会を開催いたしました。
日 時 2013年1月20日(日)10時〜15時
場 所 講演会・シンポジウム はまぎんホールヴィアマーレ
講 演 「横浜駅の歩み」青木祐介(横浜市都市発展館)
シンポジウム 横浜鉄道遺産「東海道」の鉄道遺産
パネリスト 小野田 滋(公益財団法人鉄道総合研究所)
堀 勇良(建築史家・一般社団法人 横浜歴史資産調査会理事)
梅澤 厚也(西区区政推進課長)
コーディネーター 米山淳一(一般社団法人 横浜歴史資産調査会常務理事)
見学会 旧東急東横線、京浜東北線、根岸線沿いの鉄道遺産
当日は、ヨコハマヘリテイジ会員、一般、西区の皆様約180名がシンポジウムと見学会に参加しまし盛況となりました。
横浜駅の3度にわたる変遷や駅舎の魅力等について青木先生が詳しく講演されました。当初の京浜間の鉄道から大阪・神戸を結ぶ東海道本線の駅としての性格が強くなっていく過程が興味深かったと思います。
第2部のヨコハマヘリテイジの鉄道遺産調査報告では、小野田 滋さんから今回の調査で明らかになった東海道本線の鉄道遺産に関してお写真を映して説明がありました。特に橋梁の橋台や用水路ようの煉瓦造のカルバートなど新たな発見も披露され参加者から拍手を浴びました。堀 勇良さんは古写真と現在のお写真を用いて開通間もない当初の横浜駅や鉄道の様子と現在を比較されました。また、米山は全国各地で行われている鉄道遺産を活かしたまちづくりの事例を紹介しました。
午後からの見学会では6箇所の見学ポイントに解説者が張り付き、3回に分けて解説を行いました。幸い暖かな日差しに恵まれ、楽しく見学会を終えることができました。
今後も鉄道遺産調査は継続して行い、報告会、見学会を開催予定ですのでご支援のほどよろしくお願いいたします。
なお、鐡道開通140周年を記念して「陸蒸気サブレ」を製作、販売を行いました。横浜のお菓子メーカーである三陽物産とヨコハマヘリテイジの協働で作成、企画は米山が担当しました。社長の山本博士さんのご尽力によって実現したサブレは好評。売り上げの一部がコハマヘリテイジの事業に役立つことも素晴らしいです。
内容は、一号機関車、荷物車、下等客車、下等緩急客車の4両編成です。冊子ヨコハマ陸蒸気物語が付属します。1パック580円です。ぜひ、ご購入ください。